中国系企業に転職したら年収は上がる!中国系企業のリアルと年収アップする2つの方法を解説

外資系企業の体験記
  • 外資にいけば給料は上がるって言うけど、中国系企業でも給料高いのかな
  • 中国系企業に転職したら、どれぐらい給料上がるんだろう?

外資系企業に転職すれば給料がアップすることを知ってる人は多いですが、中国系企業でも同じように上がるのでしょうか?

結論、中国系企業に転職したら給与はアップします。

そもそもの給与ベースは一般的な日系企業より高いし、経験と実績に基づいてできる限りの評価をしてくれる会社が多いです。

スギモンは20代半ばで外資系人材会社から中国系メーカーにいきましたが、年収は100万円ほど上がりました。

今回の記事では中国企業に転職したらどれくらい年収が上がるのか、年収を上げるためには何をしたら良いのかを解説します。

中国企業の年収は高いって本当?

中国企業で働いた場合の年収は、日系企業で働いた場合より高いです。

会社によりますが、スギモンが働いた中国系企業は一番低いグレードでもベース給が高く、ボーナスは50万円程度もらえました。

正直あまり成績を出せていなかった中で、20代後半で50万円もらえたのはかなり大きく感じました。

インセンティブを導入している会社であれば、成績によっては100万円だって超えます。

一般的な日系企業で働く元同期の年収を聞いたところ、100万円以上の差がありました。

年収ベースで言えば、中国企業はその辺の日系企業より高いです。

中国でよくある給与体系2選

中国でよくある給与体系はおよそ2種類です。

  • 基本給+インセンティブ
  • 高めの基本給+一般的なボーナス

基本給+インセンティブ

インセンティブ制度を導入している会社では特に営業職は頑張って売れば売るほど、給料を増やすチャンスがあります。

如何にも外資のような稼ぎ方ができますね。

有名な会社でいくと、以下のような会社はインセンティブ制度を導入して、稼ぎたい営業の人たちのモチベーションアップを図っています。

  • レノボ
  • ファーウェイ
  • ByteDance

高めの基本給+一般的なボーナス

インセンティブ制度はないものの、高めの基本給と一般的なボーナスを設定する会社もあります。

そのような会社では夢のような給料を期待できるわけではありませんが、安定した働き方ができます。

例えば以下のような会社はインセンティブ制度はないものの、安定して働きながらも中国の勢いを感じられます。

  • Alibaba
  • BYD
  • LONGi Solar Technology

中国企業で給与アップするには何をすれば良い?

中国企業で給与アップをするには以下の3つの方法があります。

  • 昇進・昇給する
  • 成績を出してインセンティブをもらう
  • 同業他社に転職する

昇進・昇給する

会社内で昇進・昇給すれば給与はアップします。これは分かりやすいですが、重要なポイントです。

気に入ってもらうためには、①成果を出すことと②日本法人社長か上司に気に入られる必要があります。

大した成績を出せていなくても、気に入ってもらえれば多少昇給できます。

実際、スギモンは大きな成果を出せていませんでしたが、気にってもらえていたようで昇給することができました。

気に入ってもらうためには以下のような取り組みが必要です。

  • 日頃から仕事に進捗を自主的に伝えたり、相談に乗ってもらったりする
  • 営業なら、顧客面談に社長の動向を求める(社長が必要な面談を作る)
  • 飲み会に参加して乾杯する

最初の2つは、あなたの頑張りと数字に表れない成果を見てもらって実感するために必要な行動です。

これらがないと、見えない成果があっても「あいつは頑張ってない」と決めつけられます。

飲み会への参加は中国の文化的に絶対に必要です。中国は杯を交わすことを重要視する文化があり、同じ釜の飯を食べればファミリーだと考えるためです。

お酒を飲めれば飲めるほど、人として気に入ってもらえる可能性大です。

成績を出してインセンティブをもらう

インセンティブのある会社であれば、仕事で成績を出すことで頑張った分の給料をゲットできます。

特に営業として仕事を頑張って売り上げて、できるだけ稼ぎたい人に向いてるシステムですね。

基本給はそんなに高くないけどインセンティブで稼ぐというTHE 外資、という稼ぎ方をした人におすすめです。

1つの取引で数十億円、数百億円の売上を作る商材を扱えれば、インセンティブだけでも年収600万円、700万円なんて夢ではありません。

同業他社に転職する

同じ業界で転職すれば、即戦力とお客さんの引き抜きが見込まれて高い給料を提示してもらえます。

中国企業あるあるですが、同業界をぐるぐると回りながらキャリアを築く人が多いです。

1つの業界で人脈を築いて、その人脈をもとに仕事をするのが基本スタイルだからです。

企業側もそれを期待して営業を採用する部分はあるし、その人脈で売上をそれなりに作れるだろうという予想のもと給与提示もしてきます。

1つの専門性や業界を深堀りしたい人にはおすすめな働き方です。

【業界別】中国系企業の平均年収

中国企業における平均年収は業界によって変わりますが、大きくIT業界とメーカーの2つの業界に分けた場合の平均年収は以下の通りです。

IT業界

IT系の会社はシステム系、アプリ系、ウェブ系に分けられます。それぞれの年収レンジはおおむね以下の通りです。

  • システム系: 400万円~900万円
  • アプリ系: 350万円~800万円
  • ウェブ系: 300万円~700万円

IT業界であれば、よほど人気のあるアプリやウェブサービスを取り扱わない限り、一番給料が高いのはシステム系の会社です。

とはいえ、これはあくまでも平均値。例えばTikTokを運営するByteDanceで仕事をして出世できれば、年収1,000万円超えはできるはずです。

業界だけでなく、会社が扱うサービスが成長しているのか、という観点を大事にしましょう。

メーカー

メーカーはIT企業よりもベースラインが高く、年収400万円台スタートがほとんどです。

  • 家電製品メーカー: 400万円~900万円
  • スマホ・タブレットメーカー: 400万円~900万円
  • 電動自動車メーカー: 450万円~1,000万円
  • IT周辺機器メーカー: 400万円~900万円
  • 太陽光パネルメーカー:400万円~900万円

スギモンもメーカーでしたが、スタートはやはり400万円台半ばで、稼いでる先輩は1,000万円を超えていました。

例えば電動自動車メーカーや再生可能エネルギー関係など、成長していて製品単価も高いメーカーは年収が上がりやすいです。

大きなお金が動く分、給与にも反映しやすいので、メーカー狙いなら単価が高い、成長してる業界の商材を扱うのがおすすめです。

中国系企業で昇給するための人事制度3選

中国系企業で昇進するために活用できるインセンティブは以下の3つです

  • 成績評価と行動評価
  • インセンティブ制度
  • その他突出した成果を出した時のアディショナル評価

成績評価と行動評価

目の前の仕事で成果を出すことに集中して、昇給・昇進を目指しましょう。

成果を出せば上司や社長からの評価が上がり、昇進・昇給して今より大きな仕事を任せてもらえます。

責任を伴うので、給料も上がります。

成果が出るまで時間がかかる商材を扱っている場合は、成果が出るまでの行動に対する評価が下されます。

必要な行動プラスアルファのことができれば、上司からの期待値が上がるので、評価と給料アップのチャンスです。

インセンティブ制度

インセンティブ制度のある会社なら、売上や成績を伸ばしてインセンティブによる給与アップを目指せます。

頑張れば頑張るほど給料が上がるシステムがあるなら、使わない手はありませんね。

特に利益率の高い商材、取引金額の大きい商材はインセンティブの金額が跳ねます。

その他突出した成果を出した時のアディショナル評価

中国では年間目標や行動目標に乗っ取らない成果を出した場合に、〇〇賞という形で評価される場合があります。

表彰された場合は賞状を渡されて数万円の寸志をもらえます、

微々たる額ですが、会社によってはこの寸志をいくつか獲得することもできるので、気持ち年収アップが可能です。

日本法人を持つ中国企業の例一覧(大手含む)

中国企業の中でも日本法人をもっている会社の例としては以下の会社が挙げられます。

  • Tencent
  • Baidu
  • Lenovo
  • Huawei
  • ByteDance
  • Alibaba
  • BYD
  • LONGi Solar Technology

他にもいろいろ会社はあるので、興味を持てそうな会社や業界をリサーチしてみましょう。

いずれもdodaエージェントで求人を取り扱ってるので、まとめてリサーチと応募をできるエージェントにも相談しましょう。

気になるなら、中国企業に話を聞きにいってみよう!

少しでも「中国企業も良さそうかも・・・?」と思ったら、まずはエージェントや企業に話を聞きに行きましょう。

実際に会ってみないと空気感や雰囲気は分からないし、自分に合いそうかも判断できません。

まずはあなた自身が「本当に中国企業でも給与に満足して働けるのか?という部分を確認しましょう。

よくある質問

昇給するために英語の勉強は必要なんじゃないの?

昇給するために、必ずしも英語は必要ありません。

中国語を話せる日本人が少ないのは中国企業も分かっているので、誰かしら翻訳をできる人間がいます。

欧米系の企業とは違い、出世に必ずしも英語が必要ないことも中国系企業の魅力です。

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